出雲の長浜神社

2023年05月29日

私事ですが、先日島根県の出雲へ行ってきました。
出発時の東京は雨だったのですが、出雲についてからはずっと良い天気に恵まれ、
初日は夕日で有名な日御碕灯台でちょうど日の入りの最高に美しい瞬間に
立ち会うことができました。

美しい夕日で有名な日御碕灯台　　実際はもっともっと夕日が大きく見えました！

さて、旅の思い出を書き連ねるとかなりの長文になりそうなので
今回は皆さんご存じの「出雲大社」ではなくて、知る人ぞ知る
「出雲大社」から車で15分程の「長浜神社」のご紹介をしたいと思います。

「長浜神社」は『八束水臣津野命（やつかみずおみつぬのみこと）』を
お祀りしています。（出雲大社の御祭神『大国主命』の祖父神にあたります）
勝負運にご利益があるとされ、古来の武将はもとより、現代でも
アスリートや受験生が多く参拝に訪れています。
そして、実はこちらの神様は不動産業界の方々に厚く信仰されているのです。
その由来として出雲の国の始まりを記した『国引き神話』があります。

八束水臣津野命が最初に出雲の国を作ったとき、小さく作りすぎてしまったことから
足して大きくしようと周囲を見渡し、「新羅の岬に余った土地があるぞ」と太い縄を
かけてこの土地を引き寄せました。
続いて他の4つの土地も引き寄せて縫い合わせ、出雲の国を現在の姿に
したそうです。

以来、国引き神話とともに、「勝負運」「不動産守護」の神様として崇められる
ようになりました。